世界的に有名な小説家である「吉本ばなな」ですが、どのような作家に影響を受けたのか、さらにはなぜ "ばなな”をペンネームにしているのでしょうか。
本記事では、吉本ばななの影響を受けた作家や”ばなな”というペンネームの由来について詳しくご紹介していきます。
意外な理由がありますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
吉本ばななとは?
吉本ばななは、1964年7月24日に誕生した小説家です。
1987年に発表した処女作「キッチン」では海燕新人文学賞と泉鏡花文学賞、芸術選奨新人賞を受賞し、その後も日本国内外関わらず多くの受賞歴を持っています。
彼女の作風は幻想的で独特な世界観が魅力的だと言われていますが、その世界観を表現するための繊細で詩的な文章も魅力的です。
吉本ばななが影響を受けた作家
吉本ばななが影響を受けた作家としてあげているのが、ドラえもんやオバケのQ太郎などが代表作である「藤子不二雄」とバナナブレッドのプディングが代表作である「大島弓子」の二人です。
その影響の大きさを裏付けるように、吉本ばななの右肩にはオバケのQ太郎のQちゃんのタトゥーが入れられています。
また、大島弓子の代表作の影響とは公言されていませんが、右太ももにはバナナのタトゥーが入れられています。
このように藤子不二雄と大島弓子の影響を大きく受けてたということは、幻冬舎ルネッサンスの「吉本ばなな特別連載インタビュー」でも公言しているのです。
吉本ばななは本名?
「吉本ばなな」という名前は本名ではなくペンネームです。
本名は吉本 真秀子(よしもと まほこ)といい、2003年〜2015年の間は「よしもとばなな」というペンネーム、2015年からは「吉本ばなな」というペンネームが使用されています。
吉本ばななをペンネームにした理由
ペンネームに”ばなな”を入れた理由は、作家デビューのタイミングで自宅でバナナの木を育てていたからです。
そもそもペンネームにしようと決断したのは、本名の「真秀子」を子どもの頃から読んでもらえないことが多く、本名で作家になってしまったら誰も名前を覚えてくれないと感じたからと「【茂木健一郎×吉本ばなな】 ペンネーム由来と小説「キッチン」の頃! 事実婚の理由&父・吉本隆明の思い出」で発言しています。
先ほどもお伝えした通り、大島弓子の代表作である「バナナブレッドのプディング」の影響を受けて”ばなな”という名前を付けたわけではないようです。
また、一説には吉本ばななの父であり詩人である吉本隆明が”ばなな”というペンネームに命名したと言われることもありますが、同インタビューでこちらの説に関しては否定されました。
まとめ
本記事では、吉本ばななの影響を受けた作家や”ばなな”というペンネームの由来について詳しくご紹介していきました。
吉本ばななは数多くのヒット作を世に送り出しており、多くの作品が映画化もされています。
少しでも吉本ばななに興味を持った方は彼女の小説を手に取ってみるのもいいですし、小説を読むのが苦手だという方は映画化された彼女の作品を鑑賞してみても世界観を感じることができるでしょう。
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記事を書いたライター
- 食品と栄養学に関連する記事を執筆する経験豊富なライターです。彼女は栄養学の学位を持ち、バナナを含む果物の健康効果や栄養価について幅広い知識を持っています。また、彼女は食品業界での経験もあり、持続可能な食品生産や食品安全性に関する洞察を提供できます。
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